オラクル:宇宙へ進出したPSO2においての人類の総称。
または、人類の生活圏の名称。
アークスシップが改名する以前の、惑星調査船の通称。
惑星規模の大きさを誇る超弩級宇宙艦、マザーシップを旗艦として、数百隻のアークスシップが帯同しながら、巨大な船団となり宇宙を旅している。
その目的は、大きくわけて二つ。
一つは、広大な宇宙に散在する様々な惑星の観測、調査、場合によっては惑星の保全または開拓を行うこと。
もう一つは、人類という生命体の保存、進化を促す為の多種多様なデータを蓄積すること。
現在は惑星ナベリウスが存在する銀河系に船団が駐留し、ここから様々な惑星へ向けてキャンプシップをテレポートさせ、アークスとしての活動を行っている。

A.R.K.S(アークス)
・正式名称『Artificial Relict to Keep Species』
訳は、人類種存続の為に創られた組織。
オラクル船団の理念である『多種多様な惑星の調査、保全』の元、実際に惑星に降りたって調査や討伐任務を行う実働部隊の総称。
建前としては、武装した調査隊員達ではあるが、人種、年齢、性格、適性は千差万別であり、『フォトンを用いた技術の扱いを心得ている』という事以外は、まったく組織としての統一性がない。
性質としては、軍隊というよりも組合のようなもの。
任務の選択、装備、服装などを各人が選ぶ事が出来る自由意志を尊重し、それに伴う責任をそれぞれが自覚することを前提に、活動することが許されている。
ただし、自由、といえば聞こえは良いが、組織としてのバックアップが必要最低限しか行われないということであり、一部のアークスを除いて、任務に必要な各種のアイテムを自分たちで揃えなければならない。

・活動内容としては、敵対エネミーやダーカーへの実力行使による排除する任務が大多数であり、戦闘力の高さがアークスとしての格であるという認識が一般的にある。
一方、原生住民との折衝や素材品の回収など、バークスやアークスシップ住民の調査依頼やデータ収集などの非戦闘任務も存在し、率先してそのような任務を行う戦闘嫌いなアークスも存在する。

・その性質上、軍隊のような階級はないが各々の経験、適性、希望を考慮し、戦闘の傾向を『クラス』という兵科に細分化し体系化している。
該当するクラスを選択することで、ある程度の任務の向き、不向きを明確にし、任務を遂行する上で、効率的な役割分担を行う。
また、任務で使用する武器管制システムもクラスごとに異なっている。
そのクラスで従事した任務の成果によって、アークスの各設備の利用許可権限レベルが変動する。

・平時は、広範に行動の自由が認められており、何をするのも本人の自由。
ただし、アークス司令部によって緊急事態宣言がなされた場合は、本人の意志によらず、アークス司令部の発令した任務を受諾する事を余儀なくされる。

アークス研修生:正式なアークスになる前のアークス見習い。
・入学資格は、『フォトンの操作能力が身体に備わっている事』のみであり、年齢、性別、種族に制限はない。
『アークス士官学校』と呼ばれる教育機関にに二年間以上通い、座学及びVR訓練でアークスとしてのイロハを学び、その後、短期間の実地訓練を行った者が、アークス候補生として、アークスとして実際に活動する惑星で修了試験を受ける事が出来る。
そして、修了試験にパスしたものが、正式なアークスとしてデーターベースに登録され、任務へ赴く権利を得る。

・元々はアークスの為の訓練学校ではなく、アークスシップを運営する為の技術を備えた技師官を養成する教育機関だった。
最初にダーカーがオラクルに観測された際、様々な戦闘被害をバークスが被ったのを契機に、戦闘技能を持つ調査員を育成する事が急務となり、アークス士官学校へ再編成された。
アークス士官学校という名称はバークスの教育機関だった頃の名残であり、アークスとバークスに組織の役割が分担されたことで、士官制は廃止されている。

・校舎は各シップの市街地に分校として設けられており出生したシップに存在するアークス士官学校へ通う事が通例になっている。

B.R.K.S(バークス)
・正式名称『Beneficial Role Kind of Superiors』
訳は、有益な任務を行う優秀な部類の人々。

・アークス管理官、研究者、エンジニア、アークスシップ内政官、特務先遣隊などの総称。
通常、アークスとして他惑星での実地任務を三年間以上経験し、従事した任務を通して適性があると認められた場合、各組織の専門教育を受けたのち、バークス内のそれぞれの組織へ配属される。
培った自らの経験、専門知識によってアークスをバックアップするためにその力を発揮する。
諸々の理由によって前線を退いたアークスが、バークスとなることが多い。

・ほとんどのバークスはアークシップ内での業務に従事しているが、アークスのみでは対処しきれない事態が発生した場合、一時的にアークスの命令系統に加わる場合もあり、アークスと連携して直接現場で任務に当たる。
その時、戦闘行動を許可されればバークスだとしても、任務前に申請したクラスの武器管制を使用することができる。

・バークスは、アークスシップのみならずオラクル全体にとって有用な人材と見なされる為、待遇がアークスよりも良い。
具体的には活動組織からの活動資金の提供、バークス専用の居住地の無償貸与、制服の支給、月給制、福利厚生の充実などといった、アークスとは真逆の手厚い支援が得られる。
その点、アークスのような自由行動は極端に制限され、所属組織はもといアークスシップを支える技術士官としての振る舞いを求められる。
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